外資系化学メーカーサラリーマンのブログ

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円安

円安が進み140円を突破しましたね。外資系化学メーカーは輸入品がほとんどでしょうから、円で商売している場合は値上げをしないと売上も利益も下がりますし、そもそもそ原料費も上がっているため、その値上げも入れるとかなり値上げをしないといけません(給料はドルベースでは下がってるんですけどね) 。

一方国内メーカーもナフサが上昇しており、値上げをしておりますがあくまでベースはナフサリンクですので海外メーカーよりも値上げ幅は小さいことが殆どです。

海外担当者からは、自社のバリューを説明して数量落とさず値上げしてこい と言われますが、中々難しいですよね、しかも原料の動きなどの資料はほぼ社内から出てきませんし、値上げ幅のブレイクダウンも勿論ありません。まあ客のビジネスが輸出メインだと為替で利益が増えているので、値上げも寛容なケースがごくたまにありますが、大体はそうではなく国内競合メーカーもいますし、値上げの交渉は大変です(ディストリビューターに対しては満額値上げが当たり前と海外担当者は考えてケースが多いです)。 

ちなみに値上げして数量維持が難しい場合は、会社の要求通りにアクションを行いきちんとフィードバックをして、数量落とすリスクもしっかりシェアをしたうえで、値上げ幅の最終判断を事業部に判断させるようにしてました(それをしても数量落とすと、結局自分の予算達成率は下がりますが、上司には自分が担当顧客をしっかり理解しているという一つのアピールになると思ってます)。