外資系化学メーカーサラリーマンのブログ

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外資系化学メーカーのメリット・デメリット

今日は外資系化学メーカーのメリット・デメリットを紹介します。


1) メリット

: 出来る人はめちゃくちゃ出世が早い→30代で日経で言う部長クラス(下手したら役員クラス)に出世する人がいます。


: 日系より給料が良い→日本の組織が大きく下手にしっかりしていると日系に近い給料になりがちですが、日本で中小規模の外資系だと上手くキャリアを積んでいけば、部下なし営業マンでも30代前半で1000万、35歳から40歳でで1200万-1400万、40代で1400万-2000万位はいけちゃいます。しかも役職定年なんてものはないので、基本給を高く維持していればそのままの給料で定年までいけるケースもあります。 


: 裁量権が大きい→中小規模だと、ある事業部の担当が自分だけというケースも珍しくないので、一人で日本全体を見て戦略決めて数字の責任を持ちます。そのため 場合によっては ただのいち営業マンの予算が100億円なんてケースも稀におこります。


: フレックス→始業時間なんてものは決まっていないケースもあるので、10時くらいに会社に行って4時に帰っても文句は言われません(結果さえ出ていれば)。そして服装も自由なケースが多いです。私なんかポロシャツジーンズスニーカーで出社する日もあります。


: 怒られることが恐らく少ない→ジョブローテーションがないのでプロフェッショナルな人が多くミスが少ない。予算達成できていなくても、どうして達成できていないのか?と詰めずどのようにギャップを少なくするか?と質問される感じです。


2)デメリット

: 夜の電話会議が多い→ヨーロッパ・アメリカ・アジアの三極参加だと確実に日本の夜に電話会議の時間が設定されるので、午後8時から午後11時の間に電話会議が入ることが多くなります。


: 品質問題をおこしがち→海外工場から船を乗ってやってくるので、ドラムの凹みや袋から樹脂が漏れてる、ドラムが錆びているなんてことがよく起こります。そして海外の担当者は出荷前は問題なく輸送中に起こった事で自社の責任ではないと言ってきます。こうなると日本のお客さんとの間で色々話すことになりますが、まあ外資系なんでこんなサービスだと押し切ることが多々あります。


: 日本人の出世が中々難しい→インド・中国の方が市場が大きいのでどうしてもこのあたりの国の人の方が出世するケースが多いです。逆に日本市場のプレゼンスが大きければ日本人の方が出世しやすくなります。


: 英語が必須→ 直接海外担当者とやりとりするので英語は必須です。そもそも入社面接の面接官がアメリカ人、ヨーロッパ人、インド人、中国人とかザラなので英語ができないと面接に通りません。


: 新卒募集している会社が少ない→新卒を育てている余裕がないので、中小だと特に中途のみの採用です。


: 首になるリスクが高い→会社黒字でもリストラは普通におこります。能力ない人は真っ先に切られますが、能力あっても事業部売却のリスクがあったりします。


: 退職金が少ない→会社によりますが、日系財閥系大手ほどはもらえないかと(勤務期間も短いケースが多いので)。一方月給ベースで退職金を組んでるケースもあるので、勤務期間短くてもベースサラリーが高いと、それなりもらえることもあります。


: 福利厚生がない→家賃補助や寮などなく、社食もない。


: 日本市場を軽視されがち→他国と比較して、品質にうるさく量も少なく値段も安いケースが多いので海外担当者と仲良くやっておかないとサポート貰えなくなり苦しくなります。


: ジョブローテーションがない→出世する能力の高い人は別ですが基本ジョブローテーションがありません。なので嫌な上司が来た場合5年も10年もその人の下で働く可能性があります。


: 名ばかり部署異動制度→ポジションに空きが出た場合、社内公募が出ますが直属上司の承認が必要な会社が多く、大体上司はその要求をリジェクトします。


: 名ばかり人事→上司が給与含めた人事権を持っているので、困ったことがあっても人事はあてになりません。いかに上司と仲良くして気に入られるか、これにかかっています。逆にその能力に長けていれば、給与もポジションも上げてもらいやすくなります。


こんな感じでデメリット多いと感じる人が多いかもしれませんが、私は自由に時間が使えてフランクな外資系が合っているのでこの先もずっと外資系で仕事します。