外資系化学メーカーサラリーマンのブログ

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リストラ

今日はリストラについて。

外資系化学メーカーでは、黒字でもリストラ普通にやります。その際の条件としては、主に下記となります。

1) 株主にコミットした利益に満たない→利益予想100億と公表したがどうしても10億円足りない、よし人件費を1ー2億くらい削ろう! 

2) 組織の従業員数が売上・利益にあっていない→ある事業部は売上100億で営業15人=一人当たり売り上げ6億、将来性も高くないし営業10人に減らす!

基本人を増やす時には将来のポテンシャルをしっかり精査するので(2)にいきなりなるケースは考え辛いですが、(1)は景気動向によってはよくある話です。ちなみに私がいた会社では大体3年に一回やっていたイメージです。日本の外資系化学メーカー(コモディティ

メイン)の今後の予想はこんな感じです。

日本法人の大きな会社→人事・法務・広報・財務は海外へアウトソース、営業・マーケティングは商社を使って効率化(商社を使わず自社で在庫・営業するところは少なくなっていく)

日本法人が中小→バックオフィスは殆ど日本にいないですし商社を使うビジネスモデルが多いと思います。もしダイレクトアカウントで重要な顧客がいない場合は、海外の担当が日本の商社を使って日本ビジネス担当


一方スペシャルティ用途(半導体や医薬)部門は、日本はまだ期待されているのでマーケティング・営業はコモディティーより日本はまだ長生き出来ると予想されます。

いずれにせよ、本社がフォーカスしている用途の重要顧客が日本にいて、その開発拠点が日本にない限り、日本で営業・マーケティングのポジションを維持することは難しくなっていくでしょう。